首の痛みの原因は、実は「首」だけではないかもしれません
「朝、顔を洗ってうがいをしようとしたら、首に鋭い痛みが走った」
「目薬をさそうとして上を見上げると、首の付け根が詰まった感じがする」
そんな日常の何気ない動作で、ピキッとした痛みや重だるさを感じることはありませんか?
先日、当院に来られた60代の女性、K様。
数ヶ月前から、うがいをするときや、高いところの掃除をするたびに首に痛みが走るようになったそうです。整形外科で湿布をもらって貼っていましたが、なかなか良くならず、「このまま首が動かなくなるのでは……」と不安な表情で、せんげん台優しい整体院ゆらりに来られました。
首の痛みを感じていたK様の体はどうなっていたのか?
K様が来院された際、立ち姿を拝見すると、肩が内側に巻き込み、背中が丸まっていました。さらに詳しく調べると、「肋骨(ろっこつ)」がガチガチに固まって、呼吸をしてもほとんど動かない状態だったんです。
実は、上を向くとき、私たちの体は首の骨だけを動かしているわけではありません。首の土台である「肋骨」や「背中」がしなやかに広がることで、首への負担を逃がしているのです。K様は肋骨がカゴのように固まっていたため、上を向こうとするたびに、すべての負担が首の骨の一箇所に集中してしまっていました。
なぜ「肋骨」を調整すると首が楽になるの?
一般的に整形や整骨院では、首が痛いと首に電気を当てたり、牽引(引っぱる)したり、マッサージしたりしますが、当院は首だけでなく、胸の周りの「肋骨」の動きも必ず見ていきます。
それは、肋骨が首の筋肉や骨を支える大きな土台だからです。
肋骨の間にある筋肉が固まると、胸が広がらなくなります。すると、首を後ろに倒そうとしても土台がビクともしないため、首の関節が無理に押し潰される形になり、痛みが出てしまうのです。
肋骨を整えたら、こんなに良くなりました!
K様に対しても、首には直接強い刺激を与えず、固まっていた肋骨の一つひとつを丁寧に緩め、胸が広がりやすいように調整しました。さらに、腕を外側にひねる「外旋ストレッチ」を組み合わせることで、肩の巻き込みも解消していきました。
すると、2回目の治療が終わる頃には、「あれ?さっきまであんなに痛かったのに、すんなり上が向ける!」と、驚きながら何度も首を動かして喜んでくれました。帰る時には、背筋がスッと伸びて、お顔の血色まで良くなっていました。
真の原因は、毎日の「前かがみ姿勢」でした
K様の首の痛みの本当の原因は、加齢だけではありません。
日頃からスマートフォンを長時間見たり、台所仕事で前かがみになったりすることで、肋骨をギュッと縮めてしまうクセがついていたことです。
肋骨が縮んで固まると、深い呼吸ができなくなり、首周りの筋肉も常に緊張した状態になります。それが原因で、ふとした瞬間に首に痛みが走るようになるのです。
もし首の痛みをしっかり治したいなら、やるべきこと!
首の痛みをちゃんと治して、痛くならないようにするには、次のことをしてみましょう。
胸を広げる深呼吸:1日に数回、両手を広げて胸(肋骨)を膨らませるように深く息を吸ってみましょう。
外旋ストレッチ:手のひらを外に向け、肩甲骨を寄せて胸を開くストレッチを習慣にしてください。
専門の人に相談する:首だけを診るのではなく、肋骨や背中など、体全体を見てくれる治療院に相談してみましょう。
お困りの方へ
上を向くたびに首が痛むのは、あなたの体が「土台が固まっているよ!」と教えてくれているサインです。
もし、ずっと首の痛みが取れなくて困っているなら、一度当院に相談してください。あなたの痛みの本当の原因を見つけて、一緒に改善していきましょう。
この記事はせんげん台優しい整体院ゆらり院長の瀬戸栄一が書きました。
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